コーヒーのドリップはインスタントより美味しくなるの?
最近はドリップコーヒーという言い方をよく聞くようになったので、言葉そのものは知っている人も多いでしょう。
しかしそれが一体なんのことを言っているのかというと、よく分からないかもしれません。
お店の看板とかで「ドリップの本格コーヒー!!」とか書いてあるだけですもの。
ただ、いつもインスタントで飲んでいる人にとって、大幅にグレードアップできるのは確かです。
これらの違いと、ドリップコーヒーはどういった入れ方があるのかについてです。
ドリップコーヒーとは何か
ドリップコーヒーとは、挽いた(くだいて粉状にした)コーヒー豆の上からお湯を注ぐいれかたのものです。
豆はインスタントコーヒーと違って水に溶けないので、フィルターで濾(こ)して豆を取り除きながらいれるのです……が、こう言葉で説明しても謎だと思いますので、写真を見ていただければなんとなくイメージできるかと思います。
喫茶店やカフェで「マスターのいれるコーヒーは最高だね!」とか言っているのも、このいれ方のものが多いですね。なんとなくこういう店のマスターはちょびヒゲとエプロンが似合いそうですが、実際にはそういった人はあまり見たことがありません。
もちろんドリップ式以外でも美味しいいれかたはあるので、いろんなお店のコーヒーを飲んでみるとおもしろいです。
それでも家でいれるとなると、このやり方が一番お手軽でいいでしょう。
インスタントとの違い
最大の違いは、使う材料です。
ドリップ式で使っているのは、レギュラーコーヒーというコーヒー豆そのままのもの。
豆から直接いれるため、コーヒー本来の風味をそのまま味わえる、つまり美味しいということになります。。
最大というか、これしか違いがないようなものですね、しかしこれがとても大切なことなのです。
くわしくはこちらの記事で書いています。
レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの違いと注意点
まあくわしく知るのが面倒であれば「ドリップでいれたコーヒーはインスタントより味がいい」という認識で大丈夫です。
あと雰囲気もいいですね。
ドラマやアニメとかで朝にコポコポとコーヒーをいれるシーンがありますが、あれもドリップコーヒーです。たいていは鳥がちゅんちゅん鳴いたり、窓から光が差し込んだりとかしています。
こういうのもインスタントで出来なくはないですが、やはりドリップのほうがより絵になりそうです。
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このような入れ方があります
ひとくにちドリップ式といってもいろいろあるのですが、比較的簡単に出来るものは次のものです。
ペーパードリップ
ドリップ式のみならず、レギュラーコーヒーの入れ方全般において、とてもよく使われる方法です。さっきの写真のがそうです。
メリット : 美味しい、器具が安い
デメリット : 少し手間で、慣れる必要がある
初期費用 : 数百円~1万円ぐらい
デメリット : 少し手間で、慣れる必要がある
初期費用 : 数百円~1万円ぐらい
どのように入れているかはこの動画が分かりやすいです。
器具代が安く手軽にはじめられながらも、どこまでも味を追及していけるすぐれものです。喫茶店のマスターっぽい気分になれます。
ただし手作業で入れるので(ハンドドリップといいます)、入れ方次第で良くも悪くもなり、ある程度はコツを覚える必要があります。
ドリップバッグ
ペーパードリップをさらに手軽にしたものですね。
メリット : 専用の道具がいらない
デメリット : 味はそこそこ、少し慣れがいる
初期費用 : 0円~数千円ぐらい
デメリット : 味はそこそこ、少し慣れがいる
初期費用 : 0円~数千円ぐらい
カップとお湯そそぐポットさえあればいいので、贈り物などにも使えます。
ただ、もらった人に知識がない場合、ティーバッグと間違えてそのままお湯の中に放りこまれたり、麦茶のパックと間違えて煮込められたりと、悲しい運命になることが多いものでもあります。
正しい入れ方はこれです。
ペーパードリップと同様にやや慣れがいります。
また、簡易的な入れ方なので、そこまで味は追及できませんが、インスタントよりは良くなります。
専用の器具を用意しなくていいのが一番の魅力なので、「なんかよく分からんけどドリップコーヒーを試したい」という場合におすすめです。
コーヒーマシン
これもお馴染みの方法といえるでしょう。
メリット : 技術がいらない
デメリット : マシンが必要、味は機械次第
初期費用 : 数千円~どこまでも
デメリット : マシンが必要、味は機械次第
初期費用 : 数千円~どこまでも
コーヒーマシンの種類はいろいろありますが、ドリップ式で一般的なのはこういった形のものです。
機械が入れてくれるので誰でもできますし、自動なので入れている間に他のことが出来るのがいいですね。
朝食をつくりながらコーヒーをいれると映画やドラマの主人公になった気分になれます。
デメリットはコーヒーマシンを買わないといけないことと、誰でもできる反面、誰がやっても同じような味になることです。
ハンドドリップがプロの喫茶店やカフェのコーヒーだとすると、コーヒーマシンはチェーン店のイメージですね。
逆に言えば味が安定しているとも言えますし、マシンも安いものなら2千円ぐらいであるので、考えようによっては手軽にできると言えますね。
まとめ
ドリップ式なら、どの入れ方でもインスタントコーヒーよりはおいしくなります。
失敗したくないならコーヒーマシン
安く試したいならドリップバッグ
本格的にやりたいならペーパードリップ
安く試したいならドリップバッグ
本格的にやりたいならペーパードリップ
といったところでしょうか。
個人的にはペーパードリップかコーヒーマシンがいいと思いますが、ドリップバッグはなにしろ道具がいらないので、とりあえずこれで試してドリップコーヒーがどんなものか試すのもいいですね。
自分でコーヒーを入れるのは美味しいだけでなく、ちょっと特別な時間をすごしている気分になれますので、なかなか楽しいです。
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タグ:コーヒー
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