苦いコーヒーをブラックでがんばって飲む必要があるのか
喫茶店やカフェ、またはコーヒー専門店に通っていると、
「できればコーヒーはブラックのほうがいい」
というのを聞くことがあります。
これは僕も同感で、たしかにブラックのほうが味が分かるようになります。それに健康にもいいと言われています。
しかし苦いのがイヤで飲めない人が、無理にがんばってまで飲む必要があるのか?
これは難しいところですね。これについて、僕の考えです。
ちょっとでも興味があれば飲んでみるといい
もし、
「コーヒーはブラックだと苦くて飲めない、しかし飲めるようにはなりたい」
と少しでも思っているのなら、ぜひ挑戦するのをおすすめします。
けっして砂糖やミルクを入れるのがダメというわけではないですが、コーヒー本来のよさ、味はやはりブラックのほうが一番感じられます。
たとえ苦いのがきらいでも、いい喫茶店やカフェに入ったときのふわっとした珈琲の香りは好きな人が多いでしょう。あれをそのまま飲む感じですね。
また、砂糖がないので糖分とりすぎ? という心配もないし、ミルクがないのでカロリーとりすぎ? という心配もなくなります。
「嗜好品であるコーヒーをがんばって飲むのはおかしな話では?」
とか、
「味も分からないのに無理にブラックにするなんてカッコ悪いのでは?」
などとは考えなくていいです。
ようは慣れなので、そのうち美味しく感じられますし、(多分)かっこよくもなります。
そもそもコーヒー本来の味は最初はなかなか分かりにくいものです。いきなり美味しく感じる人は少数でしょう。
僕も最初はブラックコーヒーの味なんて分からなかった、というか苦くてむしろ苦痛でした。
なぜあれこれ試してまでブラックで飲むようになったかというと、きっかけは友人と喫茶店に行ったとき、彼が当たり前にブラックで飲んでいたことです。
コーヒーが出てきたらまず砂糖とミルクを入れて…、という人には分かると思いますが、これはなかなか衝撃的、というより意味が分からない行為に感じたものです。罰ゲームですか? わざわざ苦いまま飲むなんて。
しかし
「そのほうがおいしいから」
こう当たり前に答えていたので、この苦いコーヒーを「おいしい」と思って飲むとはどういうことなんだろう、という好奇心で自分でも試したのがきっかけです。
そのうちに
「苦い。飲みにくい。ほんとはミルク入れたい」
↓
「なんか飲めるようになってきた」
↓
「もしかしてコーヒーはブラックのほうがおいしい?」
と変わってきました。
いまでは飲めるようになってよかったと思います。人の話を聞いて試すのは大切なことですね。
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だけど嫌なら無理すべきではない
しかしみんながみんな、苦いコーヒーを飲まなければいけないかというと、それもちょっと違うでしょう。
上の例とは反対に
「ブラックじゃないとかっこ悪い」
みたいに感じて無理に飲む必要はないと思います。
喫茶店やカフェでも、そこでゆっくりしたり人と話したりするのが好きでコーヒーにはそんなに興味がない、という人も多いです。
そんな場合は飲みやすいように飲んでリラックスするのが一番だと思います。人がなんて言おうと知ったこっちゃない、というのもまた大切なことですね。
まれに
「コーヒーはブラックだよ。なんにも入れるんじゃない」
みたいに迫る人もいるようですが、飲み方なんて人の勝手です。お店が砂糖とミルクをつけてるんですから、それを入れたって何が悪いのかという話ですね。
この道何十年のマスターのお店とかだと、なんかこわそうに感じるかもしれませんが、だからといって
「砂糖なんて入れるな、ミルクなんてとんでもない。黙って飲め」
みたいなお店はまずないですし、かりにあったとしても、そのようなお店に行かなければすむ話です。
個人的にも
「そんな難しい顔して飲むものか? 仕事じゃあるまいし」
という気がします。
興味があればいろんな飲み方を試すのは、たとえ味が分からなかったとしても非常に楽しいもの。
しかし誰かに言われて、いやいや苦いブラックで飲んだりしても嫌いになるばかりなので、それなら止めておいたほうがいいでしょう。
おいしいコーヒーはミルクを入れたって砂糖を入れたっておいしいわけですから。
飲めるとても楽しい
とはいえ、どちらがいいか? と聞かれると、やはり僕は「コーヒーはブラックが一番」だと思います。。
すくなくとも、飲めるようになっておけば、
「いつもはブラックで飲んでいるけれど、今日はカフェオレで」
など、飲み方の幅は広がってくれます。
その日の気分でいろんなバリエーションが楽しめるのもいいですね。
それに、カフェや喫茶店など専門店で、こだわった豆でおいしいコーヒーが出てきた場合、ミルクや砂糖を入れまくるよりも、本来の味を楽しんだほうがお店の人も喜んでくれるでしょう。
もちろんお店の人を喜ばせるために飲み方をかえるのは本末転倒なので、あくまで無理のない範囲で、かつ興味があれば、最初の一口だけでもブラックで試してみるといいと思います。
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タグ:コーヒー
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