カフェインの効果は良いものと悪いものがある

締め切りに追われた人がコーヒーや栄養ドリンクを飲みながら徹夜する光景は、漫画なんかでよく見ますね。

ああいうのはいかにも不健康そうですが、それでもカフェインに効果があるということなのでしょう。


考える


とりすぎるとダメなカフェインですが、よい効果もありますので、ちゃんと知って活用したいものです。





カフェインのよい効果


良い効果

まずはよいところから。次のような効果が期待できます。


ねむけ覚まし


カフェインといえばなんといってもこれですね。

勉強、仕事、雪山の遭難(?)など、私たちは眠いけど寝てはいけないさまざまな場面に遭遇します。

カフェインは目覚めの効果があります。モーニングコーヒーなんかがよい例ですね。


ただし本格的に眠いときは効果がありません。

カフェインで睡眠不足を解消とか、そんな魔法のようなことは無理なので、ちゃんと寝たほうがいいです。

どちらかというと朝や仮眠後の目覚めを良くする程度の効果と考えたほうがいいと思います。


車で眠気に襲われているのにコーヒーを飲んで運転を続けるのは、熊に襲われたときに死んだふりをしてごまかそうとするくらい危険な行為でしょう。


集中力や運動能力がアップ


これも眠気覚ましと似ているのですが、ほどよいカフェインは気分がスッキリして集中力が上がります。身体能力もアップするようです。

勉強や仕事でコーヒーや紅茶を飲むのは、これまた漫画でよく見られる光景ですが、これはよいということですね。


「なんかぼーっとするなあ」と言うときはカフェインの効果が期待できそうです。僕はよくぼーっとしているので助かります。

しかし飲み過ぎると逆効果になりますので、一度に飲むのはコーヒーだと1~2杯ぐらい、紅茶だと2~3杯ぐらいまでがいいでしょう。


胃を活性化させる


カフェインには胃液を活発に出す作用があります。したがって消化の助けになるのですね。

コース料理の最後はたいていコーヒーですが、あれも利にかなっていることになります。

この効果はアイスよりもホットのほうがあるようなので、食後はなるべくホットのほうがいいです。


利尿作用


コーヒーや紅茶をよく飲んでいる人は身をもって体験していると思います。

カフェインには利尿作用があります。体の老廃物が出てくれます。

そのぶん水分補給は必要になりますが、これも良い効果と言えるでしょう。


当然のことながら「飲みすぎると大変なのでは?」という疑問が出ますが、まさにそのとおりで、これもまたコーヒー紅茶好きの人が身をもって体験することです。これについては下のほうで書いています。


疲労回復


休憩中や仕事の後にコーヒーや紅茶を飲むとほっとして元気になる気がしますが、これもカフェインが関係しているようですね。


もっとも、これは最初に言った目覚ましの効果でそんな気がしているだけかもしれませんし、飲み過ぎると夜眠れなくなるので、過信は禁物です。


ドラクエの薬草みたいに際限なく体力が復活してくれればいいのですが、そんなものあるわけないですものね。

これはまあ普段は「なにを当たり前のことを」という話だと思いますが、いざ窮地に追い込まれて締め切り前の漫画家状態になると、体力回復を期待して際限なく飲んでしまいがちなので注意したいところです。


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副作用、悪い効果


悪い効果


さっきから「しかし」とか「ただし」とかばっかり言っているので分かると思いますが、カフェインの効果はそのまま副作用、つまり悪い方にも作用します。

これを知っておかないと困ったことになります。


眠れなくなる


カフェインは眠気覚ましの効果があるので、眠れなくなります。まあそりゃそうですね。

不思議なことに、眠たくて困るときはどんなに飲んでも眠いままなのに、本当に寝たいときにやたらと効いて眠れなくなるなることがあります。

これは個人差や、その時の状態によるのでしょう。


普段からカフェインが効くときとそうでないときを把握しておきたいものです。


集中力の低下


飲み過ぎると、逆に集中力がさがります。


カフェインによる集中力アップは興奮作用によるものが大きいです。

ちょっとだと「よっしゃ」となりますが、取りすぎると「よっしゃああああーー」になってしまい、これだとあまりものを考えることはできません。

同じ興奮作用でも、ほどよいカフェインが「やる気がでる」のに対し、取りは「パニック」に近い状態だと考えるといいんじゃないかと思います。


胃に負担がある


食後に胃酸が出るのはいいのですが、空腹時にこの効果があってもしょうがないどころか、胃酸過多は胃を痛めます。

空腹時にカフェインはあまりとらないほうがいいでしょう。

もちろん胃潰瘍など、胃に病気があるときもお医者さんと相談したほうがいいですね。


お手洗いが近くなる


カフェインを取りすぎると、やたらとトイレに行きたくなります。そういえばカフェのお手洗いはよく混雑しています。

新陳代謝はよくなるのでしょうけれども、ちゃんと水分を補給しないと脱水状態になりやすく、そうなると疲労感や集中力低下につながります。


これはまあ水分補給さえしておけばなんとかなるのですが、当然の結果として今度はますますお手洗いが近くなります。

これは家とかでは大した問題ではないものの、大切な会議の前などでは大変です。

車の運転中などでも眠気予防でコーヒーを飲みまくると、今度はべつの理由でひいひい言うことになります。寝てしまうよりはましかもしれませんが、ちがう大惨事と戦う必要にせまられます。


おわりに


カフェインは体に悪いイメージがあり、実際に上記のような副作用もあります。

しかしうまく取ればよい作用も及ぼしてくれて、一概に体に悪いとは言いきれないでしょう。


僕は日常的にコーヒーや紅茶を飲んでいますが、集中力は上がってくれるので助かっています。しかし一度に3杯も4杯も飲むとかえってぼーっとして何も手につかなくなることがあります。なんかちょっと顔もばかっぽくなっているような気もします。口とか開いていたりしてね。


また「コーヒーを一杯でも飲むと眠れない」という人もいれば、「いくら飲んでも平気」という人もいますので、個人差があると感じます。

やはり自分なりの、ちょうどいい量を知ることが大切ですね。


カフェインの持続時間についてはこちらをごらんください。

コーヒーのカフェイン効果、驚くほど時間が長いので注意

どのような効果があるかだけでなく、それがどれくらい続くかを知っているのも大切ですね。

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